『航空ファン』掲載作品 2003年10月号

No./1000 1988年作品
787×508(mm)
額装込 \59,000
“Limitless Horizons” ロバート・テイラー

1935年に、パン・アメリカン航空とボーイング社は、飛行艇を使って太平洋・大西洋を横断する商業飛行用の機体を開発する計画として、「ヤンキー・クリッパー・プロジェクト」を発足した。
パンナムは6機を購入する契約を結び、この計画で誕生したボーイング314は1938年6月に初飛行に成功した。
重量40t、積載燃料16000リットル(3525ガロン)の巨人機は、当時の最高水準の設計による豪華な民間用航空機だった。機体価格は、当時で550,000ドル。(今の583万ドル・約7億円)
大戦前のまだ平和でロマンチックな時代に、最速で快適に旅できる乗り物としてボーイング314は大西洋横断ルートと太平洋横断ルートで華々しく就航し、乗客はエレガントでやさしい時代を快適な空の旅とともに楽しんだ。
昼間は74名を、夜間をまたぐ長距離飛行ではリクライニングシートで40名を乗せて目的地に向かうのだった。料金は大西洋ニューヨーク〜イギリス・サウサンプトンで当時の価格が375ドル。(今の47万円の価値)

ロバート・テイラーは、この優雅な時代の長距離飛行に出発するボーイング314を、背景のサンフランシスコ・トレーサー島の風景とともに描いている。
搭乗を待つ彼らが向かう先は、太平洋貿易ルートを結ぶ各地域である。
ハワイ、ニュージーランド、オーストラリア、を経由してアジアにまで延びた航路、それはまさに”Limitless Horizons” ― 「遥かなる水平線の彼方」へ向けての旅立ちであった。
1940年ののどかなサンフランシスコの雰囲気と、ハーバーの活気、旅に出向く人々のときめきの感情までもが伝わってくる素晴らしい作品がこの”Limitless Horizons“である。
叙情的な風景と飛行艇のノスタルジックな雰囲気を、航空絵画の巨匠 ロバート・テイラーは、繊細で写実的な描写とともに伝えている。

1988年4月28日〜1989年3月31までスミソニアン博物館で開かれたロバート・テイラーの展示会のポスターにもこの作品が使われている。


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